鯉の養殖・廣瀬の鯉について
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1,鯉養殖と鯉加工の一貫生産
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当社の鯉の養殖は、5月に親鯉を選別し、卵を産ませるところから始まります。水の管理や餌を与える作業は大変です。全滅ということもあります。そして1kg〜2kgになった鯉を、翌年の冬に出荷・加工します。苦労をしてまで鯉の養殖にこだわるのは、出所の分からない鯉を使いたくないからです。 |
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鯉は、産まれた年を1歳、翌年を2歳と呼びます。当社では、4歳以上(産まれて3年以上)の鯉は使いません。なぜなら、そのような鯉は身が硬く、美味しくないからです。身が締まっているのと硬いというのは別ものです。また、3歳になるとメス鯉は卵を持ち、身の栄養を取られるので、美味しくなくなります。
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他の鯉養殖業者さんや加工会社さんは「美味しい鯉に育つまでは、3年以上はかかる」などと言っておりますが、それは間違いです。鯉のことをよく知らないか、えさのコストを抑えるための言い訳です。
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このように、鯉に卵を産ませて育てるという養殖をし、しかも加工までを一貫して生産する鯉屋さんは少なくなりました。今では、養殖専門業者から加工専門業者が仕入れて加工することが、ほとんどになってしまいました。鯉加工会社が「鯉の養殖」について詳しく説明できないのはこのためです。 |
※ちなみに鯉の名産地として名高い長野県佐久市は、年間養殖量は
約100トンですが、消費・加工量は約1500トンです。
※また、米沢鯉などで知られる山形県の年間養殖量は、
約200トンしかありません。
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2,餌にもこだわる
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当社では、餌にもこだわりがあります。特注の配合飼料のほか、蚕の蛹(かいこのさなぎ)・麦・パンを与えています。蛹は活動エネルギーに。麦・パンは、例えば牛にビールを飲ませて霜降り肉にするように、いうなれば鯉を「トロ」にするために与えています。現在、蛹や麦を与える鯉屋さんは、ほとんどありません。 |
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泥臭くないのは当たり前の話であり、そのような話をしている鯉屋さんは当社としては信用できません。当社は、ワンランク上の養殖を行っています。鯉を好きな人が食べれば分かる、本当の鯉の味を守るための努力は惜しみません。 |
※「蛹を与えれば、脂がのる」とお思いの方が多いと思いますが、
蛹だけでは駄目です。やはり麦を与えることも大事なのです。
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鯉の養殖講座1(蛹と麦は煮る)
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単に、蚕の蛹や麦を与えると言っても、ただ与えたのではいけません。蛹と麦は、煮てから鯉に与えます。
「なぜ、煮るの?」このような質問には、いつも質問でお答えしています。「皆さんは、お米を生で食べますか?」と。そうです。煮る事によって、軟らかくなり栄養の消化吸収が良くなります(たぶん味も・・・?)。
(左の写真は、蛹・麦が煮上がって混ぜている様子。通称「釜場」で煮ていますが、この釜場の気温は、真夏には50〜60℃にもなります。大変な、かつ地味な作業ですが、重要な仕事です) |
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※2002年に使用の配合飼料は、日本農産工業株式会社製です。
↓
配合飼料の仕様書・証明書等のページへ(約165KB)
※2003年に使用の配合飼料は、日本配合飼料(鹿島飼料)株式会社製です。
↓
配合飼料の仕様書・証明書等のページへ(約130KB)

| 3年目(3歳) |
出荷・加工されなかった鯉は、3月に再度放流され、
注文に応じて随時水揚げし、出荷・加工されます。 (2歳の鯉が水揚げされる、9月下旬まで) |
注1:出荷は主に長野県・新潟県・会津若松市・栃木県・山形県などです。 (当社はもともと、鯉養殖・卸売会社です)
注2:3歳の11月以降の鯉は食用としては使いません。 (脂が落ち、身や骨が硬くなり味が悪くなるので)
注3:弊社で養殖している鯉の品種は、大和鯉(日本古来種)です。
鯉に関する一般的な質問と答え・Q&A集
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Q1: 錦鯉や緋鯉は食べられるのですか?
A: 食べられます。
ただし、錦鯉や緋鯉は、一般的に高価ですし、
観賞魚用のエサを与えられていることが多いため、
食べるというのは・・・、どうか・・・と思います。
Q2: 卵から孵化したばかりの鯉の大きさは、どのくらいですか?
A: 約2mmです。(下が孵化の瞬間の写真です)

Q3: 子供と大人の鯉のえさは、違うのですか?
A: 子供の時は、粒の小さいえさを与えます。
さなぎなどは、つぶして与えます。
また、配合飼料の栄養素も違います。
(下の写真は、配合飼料の粒の大きさの見本。
左は1つ無くなってますが・・・気にしないでください)

Q4: 鯉の種類はどのくらいあるのですか?
A: 日本には、40種類15亜種がいるとされていますが、
最近の研究で、増える可能性があります。
Q5: 鯉の寿命はどのくらいですか?
A: 一般には、20年となっていますが、
30〜60年が普通です。
長寿は、150年と言われていますが、
充分な立証が無く、真偽不明です。
Q6: 鯉は、共食いはするのですか?
A: 基本的にはしません。
ただし、餌と間違えて鯉の卵を食べてしまう、
また、大きい鯉が口に入ってしまった
小さな鯉(稚魚)を食べてしまう、
ということはあります。
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鯉の飼育に関する質問と答え・Q&A集
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Q1: 池は、コンクリートで作っても大丈夫でしょうか?
A: 大丈夫です。弊社の蓄用池もコンクリート製です。
(下記、写真参照)
ただし、作って直ぐに鯉を放すのは止めてください。
コンクリートから、アク?(アルカリ性の物質?)が出ます。
そのため、池の水を2・3回ほど交換するか、
2・3日、水を流しておくのが良いと思います。
それでも心配な場合は、金魚を放すなどして様子をみてください。

Q2: 鯉を飼いたいのですが?
A: 漠然とした質問が一番困るのですが、
まずは、鯉の飼い方の本を、お買い求めになられ、
お読みになられることをお勧めします。
と言うのも、どんな鯉屋さんのホームページを見ても、
本の情報量には敵いませんので。
その上で、鯉を飼うという方が良いと思います。
(始めから上手に飼える方は、そうそういません)
ちなみに、注意すべき点を下記に列挙します(大雑把です)。
1、酸素不足
地下水(井戸水)を利用している方は注意。
特に夏場は、あっという間に、この状態に陥りやすいので
気を付けてください。
水を吸い上げて、少々高いところから落とすような装置や
空気を送るポンプのようなものが
販売されていると思います。
そうしたものを利用してください。
(下記の左側の写真は、地下水を出しているところです。
但し、河川水と併用し、酸素を供給する。
右側の写真は、業務用ですが、このような手段もあります。
「曝気〈ばっき〉」や「エアーレーション」で検索すると
いろいろ出てきます)

2、餌の与えすぎ
鯉は人に慣れると、「餌をくれ」とばかりに近寄ってきて、
とても可愛らしく感じるのは分かりますが、
餌の与えすぎは駄目です。
まずは、「少ないかな」と思う程度で様子をみてください。
そのうちに、感覚で「この位かな」と分ってくるようになります。
また、水温が低い冬の時期は、餌を与えないとか、
餌は、朝や午前中に与えるようにするなど、
細かく言うと、かなり気を使う部分があります。
3、他の動物に食べられる
鳥(サギ、カラス)や、タヌキ、キツネ、イタチなど。
凄いところでは、ミンクにやられたという話もあります。
鯉の養殖をしていると、カワウの被害が甚大です。

上の写真のように、鳥に対しては、ネットや金網で防ぐ。
下の写真のように、
他の動物に対しては、柵を使うしかありません。
(なお、鯉の飛び上がり防止効果もあります)

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